2023年4月10日月曜日

夫婦二人沖縄旅行2023 3日目その2 オリオンビール工場

続き

⑦オリオンビール工場
⑧名護城跡
⑨名護市営市場ででムーチー
⑩21世紀の森ビーチ
11サンエー


15時に名護市営市場で自転車を返して、オリオンビール工場へ。工場での出来立ての新鮮なビールが飲めるのでこれは自分の中で一大イベント。

しかし、思い起こせば予約は狭き門だった。1ヶ月前にオリオンビールのウェブサイトから予約をする必要があるのだけど、20分くらいで満席になる。当時はコロナ禍で1回の工場見学を18人に絞っていたからかもしれない。でも20分。あっという間に埋まる。0:00にアクセスして、0:20分には全ての枠が埋まる。要注意。

試飲のビールは、疲れ果てていたからか薄く感じた。一人2杯まで。妻がほとんどお酒を飲めないので、妻の二杯目をいただいて3杯。うーん。美味いよね、やっぱり。





その後はせっかくだからと名護城跡へ。城と言われれば、綺麗なグスクを連想するじゃないですか。例えば、中城城のような綺麗なやつを。しかし、ここは「跡」と呼ばれるだけあって城壁のようなものは何もなかった。標高100mほどの急な山を登り、その上にあった城跡を見て、下山した。

下山途中で、アメリカ人の男が一人で猫を撫でていた。森の薄暗い中で白人男性一人。怖かったのでつい声をかけてしまった。話が全く弾まなかったので、早々に切り上げ下山へ。




名護市営市場へ戻り、ムーチーを買い、おまけとしてバナナをいただき、市営市場の中庭で食べた。その八百屋の店主は同じ中年なのだけど、若い時のロバートデニーロのような風貌でなかなかかっこいい。俳優でも副業でやっているのかな。

そして、これがムーチー。39代ミス沖縄が頑張って綺麗に食べようとしていたお餅。個人的には黒糖が美味い。店主からいただいたバナナも愛を感じ美味さ。ありがたく頂きました。感謝感謝。


ムーチーが18時過ぎ。日の入りが18:50頃だったので、21世紀の森ビーチで日の入りを見ようということで歩くこと2km。お酒も入り、山を登って足が疲れている状態で2km。そんなに早くはあるけず。

海辺を歩いてビーチを目指したら、どこからウクレレの音が。アコースティックギターを弾いているので、弦の音には敏感なのだ。そのまま音の方へ歩いていたら、前から現れたのは名護城後でばったり会ったアメリカ人。ウクレレを持って弾いてた。

話をしたら、彼は沖縄のアメリカ軍に所属していて、読谷村の基地から車で来たそうだ。今日は仕事が休みだからいろいろ散策しに来たと。しかし、待て。ちょっと待て。どう見ても軍人には見えないぞ。その二重顎、洋梨のような体型、上手いウクレレ。アメリカ軍の音楽隊所属なのかな。よく分からんが。


日の入りには間に合わず、真っ暗な中、ビーチに到着。

その後、名護市役所(こちらも真っ暗)を通って、サンエーへ行って寿司でも買ってホテルの部屋で食べよう。今日は疲れた。自転車も40kmは乗ったし、登山もしたり、歩いたし。



ということで、20時過ぎのサンエーにはお惣菜、お寿司は全くなく、刺身と餃子、そしてオリオンプレミアを買ってホテルで飲み食いした。

ホテルには最上階に大浴場があるのだけど、この日は疲れ果てて、最上階へ行く体力もなく、部屋の風呂で済ませた。妻は大浴場へ行ってた。部屋のスリッパを履いたまま浴室の中までくる中国人女性、水着を着ている中国人女性がいたそうな。浴衣のような部屋着でエレベータに乗っている女性に昨日あったぞ。それはどちらか一方だろう。




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2023年4月6日木曜日

夫婦二人沖縄旅行2023 3日目その1 ママチャリで名護から古宇利島へ

 3日目は朝から古宇利島を目指すよ。ルートはこんなルート。

①奥武島

②屋我地島:屋我地島支所に寄り道

③ワルミ大橋:超おすすめ

④古宇利島:有名な観光地。おすすめ。

⑤羽地の駅:オススメ


グリーンリッチホテル名護の最上階にはテラスがあり、名護の街並みを一望できる。



8時半前にホテルを出発。名護市営市場で借りたママチャリで名護から緩やかな丘を二つ超えて、58号線を進む。山を超えてしまえば羽地まで下り坂。楽勝。

羽地を超えて海沿いに自転車を走らすと、古宇利島までの最後のコンビニ、ファミリマートが見えてくる。ここで買いそびれるとこの先コンビニは無い。ここを曲がって北上。

奥武島(おうじま)が見えてくる。写真は羽地から奥武島への橋の途中で撮った写真。橋の途中で自転車を止めて写真を撮ったりできるのが自転車旅行の良いところ。9:15。




その後、屋我地島(やがじじま)まで橋を渡る。入場料500円の屋我地ビーチを超えてしばらく行くと、墨屋原遺跡というものがあった。沖縄貝塚時代(そういう時代があったのか…)の早期、中期、後期に属する土器や奄美地方や本土の土器が見つかったそうな。





そのまま屋我地島のど真ん中の道を進みワルミ大橋を目指すが、登り坂が長い。途中、休憩できる良い場所があった。その名も屋我地支所。役場です。

10時に屋我地支所に到着。奥武島からのんびり走って45分でここに到着したという事になるな。


平日だったので皆さん働いている中、トイレを借りて、3階のテラスからしばらくぼーっと眺めを堪能。綺麗だねぇ。

駐車場の奥には名護市とフランスとの絆を象徴するベルがある。名護の方々がフランス人を助けて、亡くなった方々を名護の外人墓地に葬ったそうな。



その後、そのまま支所から突き進みワルミ大橋に到着。10:15到着。橋の高さ200mはあるかと思うくらい高いけど実際は50m程度。高さを感じる。怖くて橋の欄干のそばは歩けず、歩道の車道寄りを歩いて景色を堪能。妻は欄干から真下を見ている。

海は深いところが濃い青に、浅いところは淡い色になっていてそのコントラストと周りの森の深い緑が綺麗な場所だった。


橋からは遠くに古宇利島への橋とその周りの海が見える。


当初の予定ではこのまま名護市内へ引き返すという計画だったけど、この時点で11時前。時間もまだあるので古宇利島へ向かおう。

ワルミ大橋から古宇利島へ向かう途中にあった「くるまえびキッチンTAMAYA」。この場所で車海老を養殖している。養殖場のすぐ裏にはワルミ大橋から見えた海が広がっている。

ちなみに、横を通る車は全て古宇利島へ向かっている。いろいろ素通りしてしまって勿体無い。




いよいよ古宇利島が見えてきた。途中、車海老養殖場裏の海に寄ったりしたので、11時にこの場所に到着。

橋をのんびり歩きながら景色を楽しむ。海の色、森の色、空の色。全てが素晴らしく綺麗。







橋を渡り切ったのが11:45。気づいたら45分も橋を渡っていた。天気も良く景色も綺麗だったので仕方ないね。

橋を渡ってすぐのお土産屋の無料駐車場の脇に自転車を駐め、お土産として、古宇利島コーラとシークワーサー(果実)を購入。古宇利島のサトウキビだけを使って作ったコーラだそうな。試飲して美味しかった。シークワーサーは夏に採れるものは酸っぱく、冬のは甘いそうな。買ったものは冬に採れたようで甘味が強かった。




観光客は老人団体や大学生が半々な感じ。大学生の女子グループは、幸せな自分を演じ、それを永遠に写真に残そうと頑張っている。男子グループはここまで来てビーチバレーをしている。楽しければ良い。男はいつもそんな感じ。自分もそうだったし。

老人団体はビーチに来て写真を撮ってすぐ帰ってるけど、うーむ。それは、観光地に来たという証拠写真を撮りに来たのと違わないのでは。ま、彼らの楽しみ方なのだ。それはそれで良いのだろう。

そんな風に人間観察をしながらここで軽く食事。
昼食は、今回も3日前に東京の業務スーパーで買ってきたイングリッシュマフィン。まだまだ残っていた。これが最後の一袋。やっとだ。やっとこの食事で東京の影とは縁を切れそうだ。賞味期限は昨日だったのが気がかりだけど大丈夫だろう。腹痛になったら屋我地支社のトイレにお世話になろう。

大学生グループを見ながら「若いって良いなぁ」とビーチで妻とのんびり。気づけば結婚して24年。あのような若さは大昔に無くなってしまった。うちらもあれくらい若ければどんなに楽しいことか…。ふとそんなことが頭をよぎるけど、過去を振り返りすぎても仕方がない。今から妻との時間を楽しめば良いのだ。


気づけば12:30。古宇利島の島時間に流されてのんびりしすぎてしまった。

本格的な昼食を食べるために「羽地の駅」へ向かう。古宇利島から屋我地島、奥武島を渡ったすぐの所にある道の駅。

屋我地島では畑のそばを通り、面白い実をつけた木を見つけ写真を撮る。




屋我地支社を遠くからも眺めることができた。丘の上に建っている風景がまるでフランスの田舎のよう。行ったことないけど。



屋我地ビーチには、干潮の時だけ陸地が現れ、歩いて渡れる離れ島(離れ岩?)があり、それを橋の上から見ることができた。往路とは違い干潮なので海底が剥き出しになっている。



羽地の駅」には13:30に到着。地元の野菜販売店や食堂がある。車がひっきりなしに出入りしていたけど、ほとんどが地元の車だった。地元民のスーパーのようなお店なのでしょう。


そこで、羽地の鶏を半分に切って焼いた豪快な「半身焼き」、他にタコスとお惣菜を買って、出入り口の隣のベンチで食べる。お店に出入りする現地の人がこちらを見て笑顔を向けてきたり、「あ、こりゃ見たからいかん人たちだ」と視線を逸らされたり。「豪快だね」と言ってくる人も。こういうのが旅に良いスパイスとして残るんだよね。

半身焼きは肉がしっかりしていて、某ケンタッキーフライドチキン(KFC)の「とにかく太らせましたっ」チキンとは違い、食べ応えがある。ニンニクが効いていて美味い。骨も多いけど、いろいろな部位を食べられるので美味い。もう一度行ったら半身焼き買うよ。これはオススメ!



14:30に羽地の駅を出発し、自転車を返しに名護市営市場に向かう。


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2023年3月26日日曜日

夫婦二人沖縄旅行2023 2日目その3 ママチャリで津嘉山酒造所、ナゴパイナップルパークへ

13:30に許田の道の駅を出発し、5.2km先の津嘉山酒造所へ。通常は試飲を提供しているけど、自転車なので今回は試飲は無し。清く生きます。


交通量の多い58号線沿いに進み、14:10に到着。施設と建物が国の重要文化財に指定されている。

建物については、戦前からある建物で、戦後にこの場所を北部の司令部として使いたかったためか、戦時中、米国はここへの空爆を避けたよう。(うろ覚え)

泡盛の方は、この建物の柱、梁に住み着いている戦前からの黒麹菌が独特の発酵をさせるようで特徴的な泡盛になっているそうな。

試飲をしない客、酒を買わない客と見られたのか20分間で追い出された感じ。建物をゆっくり味わうこともできず、早口で説明され「はい、さよなら」という印象が強かった。杜氏が忙しかったのか?








ま、気を取り直して、14:40に津嘉山酒造所からナゴパイナップルパークへ向かおう。距離は3.4kmしかないけど、60m近く登る。しかも、カゴはあるけど変速ギアが無いママチャリ。

とはいえ、車も登れる坂なので頑張れば着くでしょう。


15:00に到着。太ももがプルプルしている。予想以上に長い坂だった。妻も頑張った。

実はナゴパイナップルパークへ来たきっかけは、39代ミス沖縄のこの動画。ミス沖縄の3人がカートに乗ったり、植物に囲まれたり、恐竜と戯れたり楽しそうにしているではないですか。これを見て「ここは絶対行かねば」と思ったけど、正直大したことはない。行かなくても良かった。

今回の3月はパイナップルが実っていなかったので、少し寂しいカート乗りだった。本当はパイナップルの実があるパイナップル畑をカートですすのだけども…。ここへ来る予定ならパイナップルの時期を調べてからの方が良さそう。

花やシダ植物は綺麗だったので、そっちが好きな人はパイナップルの無い時期でも楽しめるかな。シダをジュラシックパークに見立てて動く恐竜の人形が置いてあるので小さい子供はどんな時期でも楽しめる場所かな。

皆、この動画に騙されたのか、パーク内は予想以上に人が多く、中国語、ヒンドゥー語、関西弁が飛び交い賑やかだった。




恐竜コーナーを通った後はお土産店を通って出口へ向かう事になるけど、Nago Pineapple Winery(ナゴパイナップル・ワイナリー)はお薦め。

巨大なパイナップルを模したオブジェの周りにあるカフェで生搾りパイナップルジュースと健幸スムージー(パイナップル&シークヮーサー)を飲んだ。両方とも美味しい!これは美味い!オススメ!どちらか迷ったら生搾りパイナップルジュースだね。パイナップルを生で飲んでいる感じがする。

ちなみに、この生搾りパイナップルジュースも妻の「絶対食べるリスト」に入ってた。あいつのリストは当たりが多いな。




右のパイナップルの形をした入れ物が生搾りパイナップルジュース。左は健幸スムージー(パイナップル&シークヮーサー)。


生搾りパイナップルジュースはパイナップルを絞って作ってた。パイナップルだけしか入っていないと。

そして、出口付近には蒸留所が!酒だ!シークワーサーのラム、サトウキビのラムを販売してた。600mlで四千円くらいでちと高い。


そして、2時間ほど滞在した後、1.4km先の百年古家 大家(うふやー)へ。自転車で20分弱で到着。丘をいくつか超えたけどな。

ここへ行ったのも同じく39代ミス沖縄の動画がきっかけ。滝の音を聞きながら古民家の中で食べる沖縄料理。素敵でしょう。

しかし、17時から18時は閉店だったので、写真だけ撮って帰る事に…。






その後、17:20に大家(うふやー)を出発してホテルへ。6.2kmの長い下り。楽勝よ。幹線道路は交通量が多く怖いので路地を通り、途中から幹線道路に合流というルート。



58号線を渡ってしばらく南下するとカトリック教会があった。幼稚園が併設されている。

そして、さらに進み、ホテルの裏には名護聖ヨハネ教会があった。こちらは聖公会。カトリック教会も聖公会も伝統的な礼拝を行うキリスト教。沖縄の地でも頑張って欲しいものだね。




今日の夕飯は名護市営市場のさくら食堂で食べる予定だったけど、まずはローカルのスーパーマーケットを見てみようと、教会の近くにあるサンエーへ行ってみた。

色々と食材を見ていたら楽しくなって二人で盛り上がってしまい、結局、刺身、お惣菜、カップ麺を買ってホテルで食べることになった。その後、ハプニングがあったけど割愛。


オリオンの75ビールIPAは美味しい!疲れ果てた体に染み入る。

無事、2日目も体力が保ちホテルへ帰還できました。


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